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講演◆SYKチロシンキナーゼ抑制剤の開発とそのB細胞リンパ腫への応用:平成29年1月13日

九州大学 ARO次世代医療センター、次世代医療研究開発講座より、講演のご案内を申し上げます。

皆様のご参加をお待ちしております。

1.日 時:

平成29年1月13日(金)18:00~19:00

2.場 所:

九州大学 病院キャンパス 臨床小講堂2

※下記URL中央【 病院周辺地図 】中の【ウエストウィング】の建物2階になります。

http://www.hosp.kyushu-u.ac.jp/access/index.html

3.演 題:「SYKチロシンキナーゼ抑制剤の開発とそのB細胞リンパ腫への応用」

演者:等 泰道 先生

バイオファーマコンサルタント

講演概要:Sykチロシンキナーゼ(Syk)は、非受容体型のキナーゼでFc受容体やB細胞受容体の下流に存在し、免疫応答や炎症反応に重要な役割を担っている。Rigel Pharmaceuticals, Inc.でのSyk抑制剤の開発は、IgE受容体活性化を介するヒト肥満細胞の脱顆粒阻害活性を指標にした低分子化合物のスクリーニングによりスタートした。ヒットの中でSyk抑制活性のある化合物をもとに様々な化学改変が行われ、Syk抑制剤R406とそのプロドラッグFostamatinibが得られた。Fostamatinibの研究開発は自己免疫疾患、特に関節リュウマチや免疫性血小板減少症を対象に進められ、その有効性が第三相臨床治験において示されている。一方、SykはB細胞リンパ腫の増殖と生存にも深く関わっていることから、FostamatinibのB細胞リンパ腫への適応拡大も進められた。第二相臨床治験においてB細胞慢性リンパ性白血病で55%、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫で22%の治療薬応答率が得られている。さらに現在、腫瘍に浸潤したB細胞のSyk活性化が腫瘍への免疫応答を抑制すること並びに腫瘍内に発現するSykが化学療法剤への抵抗性を増加することから、固形腫瘍治療薬としても臨床治験が検討中である。本講演では、FostamatinibのB細胞リンパ腫への応用を中心にFostamatinib開発の現在までの流れを総括的にお話ししたいと考えている。

司会:

九州大学ARO次世代医療センター センター長 中西洋一

九州大学ARO次世代医療センター 副センター長 杉山大介

4.参加費: 無料

5.申込み: 不要

○主催:

九州大学ARO次世代医療センター

Tel 092-642-4802 fax 092-642-4528

E-mail:stemcell@med.kyushu-u.ac.jp (@を半角にかえてください)

○共催:

九州大学 大学院医学研究院 次世代医療研究開発講座

九州大学グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGEプログラム)